ハウス内張りカーテンの役割について
これから冬に向かって気温が下がってきます。
ハウス栽培の時期がやってきました。
トマトなどのハウス栽培では、暖房が欠かせません。
この時、内張りカーテンの役割も重要になってきます。
今回は、内張りカーテンの役割について解説してみます。
ハウスのイメージ図をご確認ください。

内張りカーテンの役割のうち、主な次の3点について解説してみます。
01 暖房効率を上げる
02 放射冷却を防ぐ
03 ボタ落ちを防ぐ
01 暖房効率について
イメージ図を作ってみました。

内張りカーテンと外張りフィルムの間に空気層を作ることが重要です。
この時、天面のカーテンも大切ですが、側面・妻面のフィルムもとても大切です。
暖房機のある空間と、ハウスの外張りフィルムの間にぐるりと空気層を作ることで、
暖房機の熱がハウス外に伝わりにくくなります。
天面の内張りカーテンを床まで垂らすことで、妻面のフィルムの代わりにされている方もいらっしゃいますね。
02 放射冷却を防ぐ
日中、太陽の熱によってハウス内は温まりますが、夜間になると、ハウス内の熱はどんどん下がっていきます。
特に、良く晴れた日の夜には放射冷却が起きやすく、ハウス内の温度は急激に下がっていきます。
この時に、天面のカーテンはとても重要な役割をします。

放射冷却を防ぐためには、放射熱を通しにくい材質のカーテンを選ぶべきです。
つまり、遠赤外線のような熱に関する光の波長を通しにくい材質がいいでしょう。
代表的な材質は、アルミ箔・アルミ蒸着のフィルムが挙げられます。
保冷バックやエマージェンシーシートの材質がアルミ蒸着フィルムになっているのは、この放射熱を通しにくい材質だからです。
アルミ箔のカーテンは保温性に優れていますが、同時に遮光もしてしまいます。
夏の遮光も兼ねたカーテンとなると、遮光率が50~70%を検討するのがいいと思います。
この場合、透明なフィルムの部分は他の材質になりますので、保温性が下がってしまいます。
アルミ箔のカーテンの場合は、遮光率と保温性が連動してしまいますので、注意が必要です。
他の材質でも、比較的保温性が高いフィルムもありますので、
カーテン選びの時には、材質が重要になってきます。
どの材質が保温性が高いかが分からない時は、熱貫流係数(kcal/(m²・h・℃))を参考にするといいでしょう。
名前の通り、熱が貫いて流れる係数ですので、値が低い方が熱を通しにくい材質になります。
是非、熱貫流係数の低いカーテンを選ぶようにしましょう。
03 ボタ落ちを防ぐ
ハウス内には作物が成長していますので、加湿になりやすいです。
日中は暖かいので空気中に水蒸気をたくさん含むことができますが、
夜間に急激に冷えると、結露が起きます。
特に、ハウス外張りフィルムの内側では結露が起きやすいです。
結露が水滴になり、落下して、作物にぽたぽたと触れると、病気の原因になります。
内張りカーテンに吸湿性や吸水性があれば、このボタ落ちを防ぐことができます。
特に、吸湿性のいいPVAやEVOHを使ったカーテンはおすすめです。
吸湿性のあるカーテンはこちらになります。

ハウス内張りカーテンは実はとても重要な役割をしています。
お選びの際には、保温性や吸湿性などの機能についてもご確認しながら、お選びください。
ハウス内張りカーテンのラインナップ
内張りカーテン ビーナスBTメタル → アルミタイプのカーテン
内張りカーテン ビーナスBTホワイト → 白色、吸湿性のあるカーテン
内張りカーテン ビーナスBTナチュラル → 透明な保温性と吸湿性のあるカーテン
内張りカーテン ビーナスBTストロング → 白色カーテン
内張りカーテン ビーナスラッセル → アルミタイプのカーテン 遮光率が豊富です